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干し柿

随筆

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 渋柿を干すと甘くなるなんて、どんな魔法を使ったんだい?

 子どもの頃、渋柿をそのまま食べたことがあるのですが、あれは強烈でした。渋いという言葉では片付けられない、口の中の水分が奪われて砂になるみたいな、今まで食べた美味しいものの記憶が全て奪われるような。見た目からは想像できないひどい仕打ちを受けました。悪魔や!悪魔の実や!

 私が古代ギリシアの王なら「哲学者シブガキウスよ、お前がお前である意味は何だ?」と自らに問い続けさせて悶死させているところです。

 

 さて、干し柿

 軒先にずらっと並んでいるときの姿は風流なんですけれど、お皿に乗せられて出てきたときの姿は気の毒でなんとも微妙。シワシワの爺さん・婆さんやないか!なんや粉まで吹いとるやないか!

 そう思うと、干し柿を食べる姿は捕食される人類のようです。進撃のなんとか。

 

 まあでもお爺さん・お婆さんも干し柿も嫌いではないので、良いお味に仕上がるのを楽しみにしています。合掌。

 

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(加筆)

 今年の干し柿、カビが生え、ハエがたかり、ほぼ全滅でした。合掌。