このツイートを目にし、私はこれまで抑えていたものを吐き出したくなったのです。
チコちゃんはNHKを叱れない
— Masato Onuki (@masato_onuki) April 16, 2019
今月も深い言葉だなぁ、住職さん。秋田にもようやく春の陽気が訪れてきましたが、ボーっと生きてはいられません! pic.twitter.com/ZHrNmiv3Qf
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NHKのバラエティ番組『チコちゃんに叱られる』が人気(らしい)です。
一般社団法人デジタルメディア協会主催「AMD Award」大賞/総務大臣賞(2018年度)、文化庁主催「メディア芸術祭」エンターテインメント部門 大賞(2019年)を受賞し、今や国家のお墨付き娯楽番組となりました。
私がこの番組を初めて知ったのは、レギュラー放送になる前(2017年?)だったと思います。ナインティナインの岡村隆史さんが司会ということで、ちょっと見てみようかなくらいの気持ちでした。
小さな期待は、すぐに“既視感”に変わりました。
まず、あの特徴あるCGキャラが大人にツッコミを入れる設定は、伝説の朝の子ども番組『ウゴウゴ・ルーガ』(フジテレビ 1992~1994年)でした。
いわゆる“雑学”への理解度を、それまでのクイズで順位を競うものから知的エンターテイメントへと発展させたスタイルは、『トリビアの泉~素晴らしきムダ知識~』(フジ 2002~2012)でした。
そして、チコちゃんの“中の人”は、吉本興業所属で岡村さんとは旧知の仲の「キム兄」こと木村祐一さんでした。これは、仮想ナインティナインである気がしました。
NHKには、本流の『ためしてガッテン』(1995~ )があるのに、なぜこんな民放みたいな番組を始めたのかとの疑問は、この番組がフジテレビ出身のプロデューサーが手がけていると知ってガッテン×3しました。
レギュラー放送となってから通しで見たのは2回ほどしかないのですが、私の中でこの番組は、バラエティ全盛時代のフジテレビの輝きを求めて彷徨うプロデューサーと若い視聴者の獲得を命題とするNHKの意図が一致して出来た“焼き直し”という認識です。 すみません、焼き直しは言い過ぎました。
ただ、私には新鮮味に欠けるこの番組が、“新しい”と持て囃される理由がわからないのです。そもそも、手作り人形がCGに置き換わっただけで、あのスタイルは『それいけノンタック』など教育テレビ(Eテレ)の伝統的スタイルでしょうに。
私には、「刺激(の強さ)」と「新しさ」を混同しているだけのように見えるのです。
そして、もっとわからないことがあります。
- どうして、(それを)知らない=ボーっと生きてることになるの?
- どうして、みんなチコちゃんにヘラヘラしてるの?
- ていうか、なんで子ども(に扮したおじさんに)に言わせてるの?
これらの問いに答えるヒントを、近頃話題のこのニュース↓に見たような気がしました。
「売名行為」批判に異色のアンサー DOMMUNEが「坂上忍縛り」のライブ配信を実施 2019/4/16 BuzzFeed News より
↑記事の内容に絡めたことは、次回書くとしまして、とりあえず今回は、以下の3点について、主張して終わります。
まず、『チコちゃんに叱られる』は、『チコおじさん怒らないで』に改名すべきです。そして、これは今思いついたのですが、チコちゃんの名前の由来は、チンコ(あっ。ゆういち●こ…)ではないでしょうか、中身オジサンだし。
それと最後に、私は木村祐一さん個人のことを悪く言うつもりはありません。(もう遅いかも知れませんが…。)
(続く)
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参考1)
参考2)
【トリビアの種】スキージャンプ台でタイヤを転がしたら□□□mジャンプする
※この「トリビアの種」は、『トリビアの泉』内のワンコーナーです。