桜ちぎれる

散歩道にある桜並木。

ここ数日の陽気でつぼみが女性のスカートのようにひらひらと開いてきたというのに、今日の強い雨と風でちぎれ飛んでしまいました。 

濡れた地面には、無理やり剥がされた花びらがまだ鮮やかな色をして貼り付いていました。これはもうめくりを通り越してスカートちぎりのパンツ下ろしですね。犯罪です。イタズラも度を過ぎれば犯罪なんです。

厳しい冬を乗り越え、一生懸命花を咲かせたというのに、盛りを前に散ってしまうなんて、洗い終わって干す前にパンツを地面に落とした時のように悲しいです。

でもまだ満開前だったこともあって、枝にはつぼみも残っています。数日後には残りのパンツもしっかりと開いてくれるはず。

明日散歩の時に、しっかり見届けてやろう。

 

以上、むりやりパンツに喩えた日記を終わります。