野にも山にもあんまり緑が元気なので、もう春のことなど忘れそう。
でも確かに春はあったから、ここに写真を貼っておこうと思います。
まずは、観光パンフレットぽいのから。
満開前、桜のフレーム越しに見る海岸線。とても綺麗でした。
でも、こういう「ザ・景色」を切り取るのって、感動の幅も切り取ってしまうので、なんというか、写真自体にはあまり価値はない気がします。綺麗だなーっと思うだけで、その向こう側がない感じ。私にとってはただの記録です。
撮ってて興奮したのは、次の写真です。気に入ったので、このブログのヘッダーにもトリミングしたのを使いました。
これ桜の花びらが散り落ちる瞬間を高速シャッターで捉えたように見えませんか?
でもこれ、花びらが蜘蛛の糸に絡まってぷらぷらと連なっていたのをフツーに撮ったものです。
これも。なんだかイタリアの古い街の中に干してある洗濯物みたいだと思いながら撮りました。イタリア知らんけど。
これも。
花びらが水路に落ちるまでの連続写真のようにも見えますが、花びら達が蜘蛛の糸に捕まっているのです。まさに小説「蜘蛛の糸」状態。落ちないようにぶら下がる花びらが哀れな人間に見えるから不思議。お釈迦様気分の撮影者。
こんな感じに、自由に遊ばせてくれる瞬間に出会えると、いつでも春な気分。