牛乳の味

 すぐにお腹を壊すわりには、牛乳を飲みます。

 その量は、1日に200~400ppくらい。

 朝食前か運動後にソイプロテインを溶かして飲むか、昼食にパンを食べるときに合わせて。

 別にダイエットやマッスル生活をしているのではないのですけれど、牛乳にプロテインを入れるのは、食事前に摂取することで血糖値の急上昇を抑えたり、タンパク質が運動後の筋肉の発達を助け、基礎代謝を上げるとかで、続けることでそれなりに効果を感じています。興味のある方は試してみてください。けっこうお腹が張るので、自然と食事量が調整されるのが一番の要因な気もしますけれど。

 そんなわけで、牛乳代もけっこう(牛だけに)馬鹿にならないので、近所のスーパーで一番安いお決まりの銘柄を反射的に買うのが常だったのですが、先日たまたま在庫がなかったとき、別のちょっと高めの銘柄を買ってみたのです。

 ゴクコク…(うまいな。)

 まあ、味は好みもあるので、一概には言えないのですけれど、プロテインの溶け具合が違うんです。

 同じ「成分無調整牛乳」なのに、プロテインの粉が“ダマ”になりにくいんです。気のせいだなんて言わないでください。科学的根拠?ないです。

 でもね、確かに違うんです。舌触りや喉ごしをロッテのアイスで喩えるなら『爽』と『Lady Borden』くらい違うんです。『ハーゲン・ダッツ』まではいきません。どうでもいい人にはどうでもいいのですが、戻れない人には戻れないくらいの差です。この感じ、伝わりますか?

 自分では、すごい発見をしたつもりなのですが、周りにはあまり伝わらないのが悔しくて、悔しくて、牛乳とプロテインをかき混ぜるときに力が入って、ちょっと飛び散って困ります。

 いやほんと、知らないうちに値段だけを気にするようになっていて、牛乳を牛乳としか見ていなかった、、いや、牛乳=安い飲み物くらいに見ていました。何なら牛乳が高いと腹立ててしまったり…。

 同じものでも値段が違うことの意味とか、いくつも銘柄がある意味とか、“定番”と言われる銘柄の意味とか、CDショップでジャケ買いしていた頃のこととか、いろんなことを差額30円で感じることができました。

 たまには違うものを試してみるのもいいな。値段て何だろうな。