女の子(3歳)に「せんせい、なんで けっこん しないの?」と聞かれたので「お嫁さんがいないの」と答えたら「なんで?」と聞かれて「彼女いないし…」と答えたら「なんで?」と聞かれて「先生のこと好きになってくれる人がいなくて…」と答えたら「なんで?」と聞かれて…やめて…もうやめて……!
こどもの「なんで?」は、軽くて重い。ふわっとズドン。
こどもの頃の自分に答えてるつもりになるからそう感じるのか。自分に嘘ついてどうするの?ごまかしてどうするの?みたいな。
一方で、「考えるな!今の自分!」って叫ぶもうひとりの自分がいたり。そうだ、君はそうやって生きてきたんじゃないか、と。
もうひとつ、「○○ってなに?」というのがあります。これは、ビュッと飛んでくるような感じ。次々に、まさに矢継ぎ早に。
これはこれで気が重いときもありますが、基本的には調べれば何とかなることが多いので、まだラクです。
結婚ってなに?愛ってなに?生きるって何?
おとながおとなに聞くと、単純なことも哲学みたいになってしまうから困ったもんです。世界をこんなに複雑にしたの、いったい誰でしょね。