2022-01-01から1年間の記事一覧

ポイントレス

私が初めて「ポイ活」という言葉を耳にしたのは1,2年前だったか。「断捨離」ブームもあって、「ポイッと捨てる活動」のことと思っていた。 買い物をするとポイントがもらえる仕組みはこれまでもあったが、それらは“おまけ”やスタンプラリーの延長上にあった…

隠していては進まない

「思春期」とは11~17歳のことらしい。いつの間にか過ぎていた。 「春機発動期」とも呼ぶそうだ。 ヤマハかよ。確かに今も、あの頃のことが突然発動することはあるけれども。 先日、京都駅のトイレから出ると、あとから中学か高校生くらいの男子二人組が出て…

国葬劇場

「国葬」が終わった。 『ちむどんどん』も終わった。 国論を二分していた両者が無事に終わり、正直やれやれです。関係者の皆様、お疲れさまでした。 『ちむDQNDQN』への評価は後世の歴史家に任せるとして、ここに「国葬」について残しておこうと思います。 …

全然大成仏無(ぜんぜんだいじょばない)

田舎のお家にお邪魔すると、仏間の長押にご先祖様の遺影がずらり並んで掛けられていたりする。上から目線、である。 しかし、学校の応接室に飾られた歴代校長や音楽室に掲げられた偉大な作曲家とは違い、なんとなく生々しい。“他人のように思えない”のだ。 …

生きる免許は更新された

運転免許の更新かー。 冷蔵庫に貼ってある更新ハガキによれば、期限は来月だ。まだ余裕だ。余裕だ余裕だと思っていたら、あっという間に目の前に。 …そんなことを繰り返してきた。 私は子どもの頃から期限ギリギリ。大人になってもそのまま。その意味ではま…

釈迦に説法 初夏にワンピース(後編)

息を整え、エスカレーターへ。 ここを上ると、駅の喫煙所がある。囲いはしてあるが天井やドアはなく、衝立で仕切られただけのような構造だ。こんなところにも京都らしさを演出だろうか。 そのため、臭いと煙が容赦なく漏れ出てくる。なんなら人間も漏れ出て…

釈迦に説法 初夏にワンピース(前編)

「せいりけんをおとりになるか、あいしーかーどをたっちしてください。」 繰り返す音声に被せるように 「ご乗車ありがとうございます。このバスは、、、」 の車内アナウンス。聞き慣れない声だ。どうやら、新しい運転手さんらしい。 バスの挙動に合わせて「…

何食べたい?

病院を出て、いつもの京都駅行きのバスに乗る。乗車率は4割といったところか。 私の斜め後ろの席から、親子(であろう)の会話が聞こえる。 声から想像すると、子どもは小学3~4年生くらいか。病院からの乗客は静かなことが多く、会話をしても最低限で済ませ…

チェルノブイリはロシアじゃねぇ

ロシア軍がチェルノブイリ原子力発電所を攻撃したとのニュースが流れたとき、真っ先に思ったことが、 「え?チェルノブイリってウクライナにあるの!?」 である。チェルノブイリ原子力発電所の事故をタイムリーで知っている世代でありながら、まったくお恥…

氷の世界

数年ぶりの冬らしい冬。やる気ストロングゼロ。 犬が居たときには、毎日外へ強制連行されたのだが、それがなくなりもう4年が経つ。供養も兼ねてと、毎日一人散歩に出た時期もあったのだが、だんだんとおっくーんになり、随分と甘えた身体になってしまった。 …

おみくじ2022

2021年は数年ぶりの大雪で締めくくりとなり、明けても明けても雪を掻いておりました。災害と請求書は忘れた頃にやってくる。 と言うわけで、初詣は4日になったのですが、雪の重みで折れた枝が境内の至るところに落ちていました。もしかしたら、落ちてきた枝…