2018-01-01から1年間の記事一覧

くだらない年末

「パイパイ…」 空耳か? 「パイパイ…」 まただ。 「パイパイ…」 間違いない。確かにそう言っている。 いきなりどうしたんだ母さん。おチチの時間かい? オチを言ってしまえば、新聞の折込チラシを見ながら、今話題のQRコードスマホ決済アプリ『PayPay』を「…

クリスマス・ソング

だんだんと数を減らしているせいもあってか、今年は例年よりも早く(自己最速!)に年賀状を出し終え、クリスマスを待ちの姿勢で迎えることができました。 とは言っても、気の利いた思い出や予定が待っているわけでもないのですが、それでもけっこう好きです…

酒と泪とアセトアルデヒド【完】

いち子は、インテリア関係の販売会社に就職した。一息つける場所を残しておきたかったのか、バイト先はすぐには辞めず、仕事帰りに来たりしていた。 いち子の配属先のお店は、大阪の有名な商店街の中にあった。 「へたっちょも、遊びに来てよ!」とよく言っ…

酒と泪とアセトアルデヒド【6】

私は、近頃いち子の様子がおかしいと感じていた。妙によそよそしいのだ。 誰でも機嫌の悪いことくらいはある。こちらがいつもどおりに接していれば、そのうち元に戻るだろう。最初はそのくらいに思っていた。 しかし、どうやら私にだけ様子がおかしいことが…

酒と泪とアセトアルデヒド【5】

バイト先の厨房でいち子に交際を断られた後、確かにフラれたショックはしばらくあったが、いち子との関係は変わらなかった。 これは決して、負け惜しみや強がりなどではない。バイト先の気の合う二人のままだった。どちらかが(まあ私だ)が、これ以上を欲し…

酒と泪とアセトアルデヒド【4】

あなたに好きな人がいるとする。 そのことを一番先に誰に伝えるべきか。 それは、あなたの好きな人、その人である。 私のバイト先(カラオケボックス)には、アルバイトの主のような男性がいた。 昼間も別のところで仕事をしていると言っていたが、決まった…

酒と泪とアセトアルデヒド【3】

「…好きや。」 だったか、もっと軽い調子だったか、もう言い回しは忘れたが、私は酔った(勝利の)勢いもあって、いち子に告白をした。 彼女のわがままな言動も、読めない行動も好きだったし、何より一緒にいて楽しかった。彼女も私との居心地の良さを感じて…

酒と泪とアセトアルデヒド 【2】

私が働いていたカラオケ店(カラオケボックス)は、基本的に社員は1人(店長)、あとはバイト(パート)が曜日や時間帯によって2~4人程度入る体制だった。時給は780円~900円くらいだったか。 勤務時間は、昼・夕方・深夜のシフト制だった。私は、夕方勤務…

酒と泪とアセトアルデヒド 【1】

私がカラオケ店でアルバイトをしていた頃、店内にはよく安室奈美恵の『Body Feels EXIT』が流れていた。 ♪ここまでどんな 道を歩いて あなたにやっと たどり着いたかを 説明しよう。口から入ったアルコールは胃から20%、小腸から80%が吸収され、その大部分…

ノンアルコールビールとストロングゼロ

野菜、果物、豆腐、魚、肉、 在庫がなければ調味料 最後は、乳製品とパン。 というのが、スーパーでの私のほぼお決まりコース。 私は、普段お酒を買うことはないので気づかなかったのですが、先日缶チューハイが98円で売っていて一句詠んでしまいました。 気…

車内アナウンス

特急列車通過待ちのため 3分間 月を眺めてお待ちください。

時代はパーシャル

1984年 松下電器産業(現パナソニック)から、食材をマイナス3℃付近で部分冷凍することにより、一般的な冷蔵やチルドよりも長く鮮度を保つことができる「パーシャルフリージング」機能を搭載した冷蔵庫が発売されました。この技術は、現在も「微凍結パーシ…

改憲論者

小学生の頃、社会科の授業で「日本国憲法 前文」を暗唱する時間がありました。確か数週に渡って続いて、仕上げは一人ずつ立っての暗唱テストでした。 【中学公民】2-2③ 日本国憲法前文 今思うと、先生は熱心な護憲派だったのでしょう。中学校ですべき内容…

立とぅ

タトゥーを(入れ墨)と表記していいものかどうか悩むところですけれども、ここはお許しください、その筋の方。 世間のお話としまして、タトゥー(入れ墨)が愛情表現としてありかなしかとか、ファッションなのか何なのか、とか盛り上がっているときに、私は…

刈り刈りビーコン

台風第21号(チェービー)がやってくる。 部屋の窓ガラスを割って入ってこないといいけれど。 農家の人も心配なようで、今日は朝早くから稲刈りの音がしていた。バインバイン、コンバインのエンジン音。風で稲が倒されないうちに、予定を前倒しだ。 ウチは…

人類が我が家の輪ゴムを使い果たす日は来るのだろうか

「バンド」と言えば、うちの亡くなったおばあちゃんが、輪ゴムのことをよくバンドと呼んでいたのを思い出します。子どもの頃(今でもですが)の私はバンドというのはヘアバンドやリストバンドのような伸縮する太いものを指すと思っていたので、おばあちゃん…

お盆すっぽんぽん

タイトルは語感だけです。私は何も出していません。 この時期、高校野球中継も嫌いではないのですが、やっぱり飽きてしまい途中からニュースでも見ようかとチャンネルを変えてみても、出てくるニュースは「死んだ」とか「落ちた」とか「逃げた」とかばかりで…

立秋サマータイム

東京オリンピックに向けて、「サマータイム」の導入が噂されているみたいですが、私の場合、「サマータイム」と聞いてまず連想するのは曲のほうの『サマータイム』です。 サマータイム (曲) - Wikipedia Wikipediaによると、 >現在までに少なくとも2600を超…

FUJI ROCK FESTIVAL 2018 YouTubeライブ配信ありがとうございました。

今年のフジロック、良かったです。ライブ配信。 “supported by SoftBank”ということで、安かろう悪かろうな企画だろうと思っていたのですが、ゴメンなさい。Yahoo!BBのモデムの入った紙袋を配るお姉さんを避けながら街を歩いていた時代やフジロック会場に乗…

タクロックからあなたへ

フジロックにお出かけ予定のみなさん、準備は進んでいますか?もうお祭り始まりますよー!どんなに急いでいても、チケットとお金だけはダメージが大き過ぎるのでお忘れなく。 まあ、このブログを読んでいるようでは、きっと進んでいないでしょうけれど、足り…

涼しくなりたい【2】

以前、NHKBS『cool japan 発掘!かっこいい日本』で、音で涼を感じる日本文化はCOOL!みたいなことを言っていたのですが、どんなもんでしょうね。 確かに、風鈴の音や稲川淳二の語りで涼をとる日本人は、異文化圏の人からすれば最高にCOOL(でMAD)な存在か…

涼しくなりたい【1】

これだけ暑いと来月には夏を通り越して異次元の世界にいってしまいそう。日本の四季はもう春熱秋冬。 梅雨が懐かしい。あんなに鬱陶しい湿気だったのに。毛先の跳ねは潤いの証左でした。懐かしい梅雨、お梅雨、おつゆ to you。 短かった今年の梅雨に撮れた写…

活気あふれるあなた自身

「活気あふれるあなた自身」は、グーグル翻訳による「lively up yourself」の和訳です。 そして、この『lively up yourself』は、世界三大ボブの一人Bob Marleyの曲です。 Bob Marley - Lively Up Yourself (Live) 世界三大ボブとは言っても、私の場合、Dyla…

てとてしとし

思い出した。 TV>「おててのしわとしわを合わせて幸せ」 私>「ほんまや、大発見や~!」 お仏壇のハセガワ CM しかし、それは単なる「しわあわせ」に過ぎないと気づくのに時間は掛からなかった。私は、そんな“幸せになれない”素質を持った子どもだったのか…

粉瘤、オレ流、brand new

これまでドキュメント【1】~【3】で、私の「粉瘤」体験について書きました。 私としては、自分の体験が今現在過去未来の悩める誰かのお役に立てればと思い、書き始めたつもりでした。 しかし、終わってみれば、いつかキース・ジャレットの演奏スタイルに…

ドキュメント【3】(手術室手術中~その後)

そして、翌々週の診察。 先生>「あー、だいぶ良くなりましたね。しこりみたいなのは残っていますけど。このままでも前みたいな、すぐの再発はないと思いますが、どうしますか?手術しますか?」 私>「再発の可能性はなるべく低くしたいので、お願いします…

ドキュメント【2】(手術室手術注意)

割烹着みたいな手術着に着替え、間仕切りカーテンを開けると、そこにはここまで案内してくれた看護師が待っていて、 「わぁ、よくお似合いですね。女将さんみたい!」 みたいな、お銚子一本的な反応などあるはずもなく、決められた手順どおりに手術室の看護…

ドキュメント【1】(手術室準備中)

受付を済ませてから2時間以上待っている。 手術開始予定時刻はもう、1時間以上前に過ぎた。 聞けば、前の患者の手術が長引いているかららしい。何かあったのだろう。 …私の身にも何かあるかも知れない。 ところでこれは何度目のトイレだろうか。 今日はこん…

ドラッグストア

一昔前は「大型薬局」なんて呼ばれ方をしていましたけれど、近頃は「ドラッグストア」が定着。 「ドラッグ=麻薬のイメージだし、そのストア=お店だなんて保守的な日本には馴染まない。」とずっと思っていた私にも今じゃすっかり馴染んでいます。 薬売り場…

大人禁制

土俵上での挨拶中に倒れた舞鶴市の多々見市長、この記事によると回復しているそうで安心しました。 思わぬ「女人禁制」問題に発展して、炎上しているときには書くのをためらっていたのですが、世間様も落ち着いてきたようなので当時思っていたことを書きます…