あけましておめでとうございます。【2日連続2回目】
ここ数年、いろいろございまして、正月気分というものを味わえていませんでした。凍るような寒さに怯える日々。心凍らせては高山厳。
でも、今年は久しぶりに清々しい気分で新年を迎えることができています。
鏡の前のすがすがし顔スガシカオ。
今ではすっかりNHK『プロフェッショナル仕事の流儀』の主題歌(『progress』)のイメージが強いスガシカオさんでございますが、私の中では今も
・顔が千原ジュニア似
・代表曲は『黄金の月』(※『黄金の味』はエバラ)
なアーティストです。
近頃は男女問わず、甘い声(と顔)のボーカリストばかりなようなので、歌声(または顔)だけで「あ、あの人!」とわかるのは今や貴重な存在。
とか言いながら、時々、雰囲気で斉藤和義さんと混同してしまう私を許して下さい。
の、斉藤和義と言えば、フジTVの子供向け番組『ポンキッキーズ』がオープニング曲で『歩いて帰ろう』を使ったときには、ああ『ウゴウゴ・ルーガ』の精神は死んでいない(※この辺りの話は分かる人だけ分かってください。)と思ったものでした。
ちなみに、私の一番好きな斉藤和義さんの曲はミュージックビデオ込みでこちらです。
このような「触るものみなボブ・ディラン」みたいな感じなのが好きな時期が私にはありまして、ボブじゃなくてジョンだけど、真心の『拝啓ジョン・レノン』も好きな曲です。
という感じで、昨年のエレファントカシマシ紅白初出場の報にも複雑な気分(紅白みたいなヤツのことを”くだらねぇ”とつぶやいていたんじゃなかったのかよ!でももう今はおめでとうでいいのかもな…な気分)を抱いていた私を、それは頭の中が90年代で止まっているだけだと気付かせてくれたのは、最後の紅白出場になった安室奈美恵さんでした。
最後のステージ、乗客に日本人はいませんでした、、、じゃなくて、安室奈美恵は泣きませんでした。
多くの日本人(メディア)は、純白のドレス姿で女神アテネのようにリオオリンピックのテーマ曲を歌い上げる彼女を期待してはいなかったように思います。
私もその一人です。やっぱり、黒とか赤の衣装でダンサー引き連れてR&Bなステージを見せて欲しかった…。ああボクは何を思えばいいんだろう。何て言えばいいんだろう。
などと批判的なつぶやきしか思いつきませんでした。
でも今は違います。
あれで良かったんだ。
確固たる自分の(時代の)音楽があることは良いことだけど、そこから抜け出さない(出せない)のは、良いことばかりでもなさそうだから。
歌い終わった彼女がこらえた涙の中身はわかりません。でも、あなたのおかげで私はこんな気ままな文章が書ける心境になりました。安室さんありがとう。
それでは大変長らくお待たせしました。
聞いてください、高山厳さんで『心凍らせて』です。どうぞ!
すーきなうたをうたうー。