さ、稲でも刈りますか。
などと簡単にいくわけもなく、おコメを作るって大変。ウチは農家ではないので本当に尊敬するし、買ったお米をありがたくいただいております。
農作業の大変さは全然わかってないけれど、外に出て少し歩けば田んぼが広がっているので、季節のアンテナは子どもの頃から田んぼ。
田んぼの周りに赤とんぼが飛びだすと、もう夏も終わりだなとか。そんなことを思っているうちに、稲刈りが始まってもうすっかり秋の景色。
知らない人もいるのかも知れないけれど、上の写真の真ん中あたりに見える赤い機械が、「コンバイン」と呼ばれる「脱穀機能付き自走式稲刈り機」です。田んぼに実った稲穂をバリカンのように刈りながら進みます。
私はこの「コンバイン」って響きが好きです。もしかしたら、おっぱいって響きより好きかも知れません。コンバイン、コンバイン、コンバイン、コンバイン、、あ、どうしよう、興奮してきた。
これも知らない人もいるのかも知れないけれど、ランドセルなら赤か黒がメジャーなんだろうけれど、コンバインは赤か青。赤はほぼ「ヤンマー」社製で、青は「井関農機」社製。私はランドセルは黒、コンバインは青派です。
昔は農家がそれぞれで農機具・機械を持っていたけれど、近頃は、維持費が大変ということで数軒で共同所有することが多くなりました。なので、この時期田んぼで一度に見かけるコンバインの台数も少なくなってしまって、私は勝手に哀しんでいます。
喩えるなら、ひと気の少なくなったビーチとか商店街を見る寂しさみたいなものでしょうか。
そう。ビーチと言えば、ビーチパラソルなのですが、田んぼにもパラソルの花が咲くことがあります。
休憩場所として畦(道)に差されたパラソルも田んぼに映えて好きなのですが、何よりコンバインに差されたパラソルが大好きです。いいえ、正確には、パラソルを差しながら働くコンバインが大好きです!
全てのコンバインが差しているわけではないので、見かけたら大当たりです。バインバインです。
今回出会えたのが青のコンバインだったら完璧だったのですが、贅沢は言えません。とにかく、パラソルがゆっくりと金色の田んぼを平行移動する様を遠目から眺めていると、とても穏やかな気持ちになります。
興味のある方は、どうぞこの画像を少しずつ右へずらしていってみてください。
ちなみにこの気持ち、誰にも伝わらなくていいです。
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追記)コンバインの色について、赤色「ヤンマー」と青色「井関農機」しかないような書き方をしてしまいましたが、橙色「クボタ」もありました。
それと、他にも「三菱農機」もあるみたいですね。知りませんでした。