社内に虫がいたのでティッシュで摘まんで外に逃がしたんだけど、それを見てた虫嫌いの上司に「なぜ奴を逃がした」「またここに来るかもしれん」「あれは我々とは相容れぬ存在」「殺すべきだった」みたいな事を言われて、外界との関わりを絶った部族の中で余所者をかばった裏切り者みたいになった。
— ひらりん (@1219hr) 2012, 6月 1
人間扱いしないことを「虫けらのように扱う」っていいますけれど、虫への実際の対応は人によってけっこう違います。
逃がすために一生懸命になる人、クールに捕まえる人、自分は手を汚さず他の人に殺させる人、お友だちになろうとする人、見物人、パニックになる人、まあいろいろと。けっこう本性が出ているようで、たまに恐くなります。
虫の種類によって対応(許容範囲)が違うのもおもしろいところ。「見た目が嫌い」という理不尽なものから「アナフィラキシーショックの危険がある」といった切実なものまで理由も様々です。
私は、蚊は殺しますけど蜘蛛はなるべく生かすようにしています。地獄に堕ちた時、蜘蛛の糸で助けてもらえるかも知れないので。
って、これ小学生の時に習った芥川龍之介『蜘蛛の糸』からの間違った影響なんですけど、今思えばあのお話は、気まぐれな優しさは不幸を呼ぶってことなんでしょうね。
お釈迦様、今頃けっこう反省していらっしゃると思います。