虫にやさしく

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 人間扱いしないことを「虫けらのように扱う」っていいますけれど、虫への実際の対応は人によってけっこう違います。

 逃がすために一生懸命になる人、クールに捕まえる人、自分は手を汚さず他の人に殺させる人、お友だちになろうとする人、見物人、パニックになる人、まあいろいろと。けっこう本性が出ているようで、たまに恐くなります。

 虫の種類によって対応(許容範囲)が違うのもおもしろいところ。「見た目が嫌い」という理不尽なものから「アナフィラキシーショックの危険がある」といった切実なものまで理由も様々です。

 私は、蚊は殺しますけど蜘蛛はなるべく生かすようにしています。地獄に堕ちた時、蜘蛛の糸で助けてもらえるかも知れないので。

 って、これ小学生の時に習った芥川龍之介蜘蛛の糸』からの間違った影響なんですけど、今思えばあのお話は、気まぐれな優しさは不幸を呼ぶってことなんでしょうね。

 お釈迦様、今頃けっこう反省していらっしゃると思います。