つぼみのままでいて欲しい。
いられるわけがないじゃない。
というわけで、春に向けての話題でも書こうかと思っていたら、連日のご陽気のおかげでアッという間に旅立ちの時へ。
誰が言ったか忘れましたけど、
「桜は散るのではない。“自由”を得たのだ。」
と。ホント誰の言葉だっけ?私?
引力のままに落ちるか、風に乗って舞い上がるか、当の花弁に意思はないと思うけれど、自分を留めていたものから放れる瞬間のことを考えると花弁の一枚一枚が生き生きと感じられます。
散りゆく桜に「行っておいで。」と声を掛けたくなるのは、私が“自由”を得ることの意味を知るそれなりの枯木になったからでしょうか、、って誰が枯木やねん。
というわけで、青息吐息の枯れ木にもピンクの花を咲かせましょう。
それでは聴いてください。咲かせて真梨子さんで『桃色吐息』です。どうぞ。
…とみせかけて、こちらの曲を、どうぞ。
実は今年、春を待たずに愛犬が亡くなりました。
18年間いつもいつもしっぽを振って近づいてきてくれたのはあなたでした。
その愛犬を見送った桜並木の下で今日も泣いてしまいました。理屈で涙を抑えようとしてもダメでした。
桜よ、ちるなばかやろう。