フジロックという遠足に持っていくおやつがわからない人へ①

はじめに

 9年連続9回の参加をしていましたフジロックフェスティバルでしたが、2014に続き今年も欠席です。2020年までにはまた行きたい。いや、行ぐどー。

 

 今年初めて行く人は今からドキドキもたくさんでしょう。

 第○弾発表がされる度に誰出る?誰観る?

 行くと決めたら服装は?宿は?費用は?移動手段は?天気は?電波は?出会いは?ゴアテックスは?日本野鳥の会の長靴は?

 …などなどひとつ疑問が浮かべばどんどん深い森のなかへ。

 

 私も初めての時は準備が楽しくて仕方ない反面、不安もありました。

 でも、そんな人は心配いらないです。あなたは出来る子だ。逆に、一生懸命準備してきたのに、大抵のものが現地で揃うことに愕然とするかも知れません。

 会場内も年々整備されて快適になってきていますので、山へ行くほどの重装備は必要ないでしょう。全身海外のおしゃれ系アウトドアブランドのような人も減ってきているような気がします。

 ただ、深夜のコンビニにアイス買いに行くような格好でフジロックへ行くのは、さすがにやめておいたほうが身のためです。浮きますし、多分倒れます。それに、倒れていても放置される可能性が高いです。

 勢いだけのふんどしとか水着姿の人も必ずいるのですが、こういう方々は観賞用ですので、何かあっても助けてくれる人がいるはずです。どうせならそちらの道を進んでください。

 

で、何持っていけばいいの?

 基本は、フジロック公式ホームページのFAQのとおりです。キャンプの場合は別にして、ホテル・民宿泊や日帰りの場合はこれで十分です。

雨対策
簡易ビニールカッパではない、キャンプ・登山用のしっかりしたもの。 (会場内での傘の使用は禁止です。)

ハンドタオル
日よけ、汗拭き、熱冷まし等色々使えます。

予備の着替え
雨が降ったり、汗をかいたり、泥だらけになった時用。

靴は汚れても良く、グリップが良い履き慣れたスニーカー
防水仕様はなお良い。

帽子
日焼け、日射病対策に必需品。

携帯灰皿
喫煙者は必ず持ってきて下さい。

暖かい上着
夜は冷えます。防水仕様のパーカーだと一石二鳥。

ゴミ袋
考え方次第で色々役に立ちます。

ポケットティッシュ
トイレで紙が無い場合もあります。

簡易救急セット
軽い怪我は自分で治そう! また、野ダニ、蜂等に刺されることもありますので、虫刺され用の薬も必需品。

懐中電灯
夜になると会場内でも暗い場所があります。

会場内では両手が空いている方が何かと便利です。
尚、各自の荷物は自己管理で!

動きやすい服装で、靴はグリップの良いトレッキングシューズがお勧めです。

山の天気は変わりやすく、また寒暖の差も激しいので、全天候に対応出来る服装で。
防水仕様の上着・靴等は、重宝します。

また、蜂やマダニなど都会と違い様々な虫が生息しています。
肌の露出を出来る限り避け、密着する衣類を着る事で、衣服内への侵入を少しでも防ぐ事が出来ます。

 って、以上終わりでは「こんなけかーい!」と画面に向かってツッコまれそうなので、以下私の経験を踏まえて書いていきます。

 

 ちなみに、私はキャンプをしたことがない(自然を愛するインドア人間です)ので、それ関連の知識を欲している方は、こちらのページをご覧になってはどうでしょうか。私よりとっても丁寧に書いておられます。

 

声に出して読みたい持ち物

 私は基本的に、「ひとり行動」「雨対策重視」「基地を作らない」スタイルですので、グループで一斉ジャンプしながらの記念撮影をしないと気が済まない方や雨に濡れる自分に酔いたい方、どこでも我が家のリビングみたいに過ごしたい方には参考になりませんし、お友だちになれそうもありませんので、このままそっとページを閉じてください。そっとだぞ。約束だぞ。

 

  • 足回り

(※雨のことは考えない、あまり歩かないと決めている人や象のように強い足の持ち主は、読まなくていいと思います!)

 会場やステージ間の通路は、アスファルト舗装されているエリアもありますが、基本は土か石。晴れている時は良くても、雨が降ると池や沼化するところも多いです。

 経験上、浸水と疲労、そして怪我への備えを考えたらトレッキングシューズが無難です。長靴は雨対策としては最強なのですが、歩きにくいし蒸れます、特に晴れた日は。

 そこで去年、ショート丈の長靴(レインブーツ)を試してみたら、かなり良かったです。蒸れはあるけど、雨には強いし、軽いし、脱ぎやすいし、そこそこ歩きやすいし。ただ、サイズはしっかり見たほうが良いです。あと、かわいい見た目につられて、くるぶし上くらいの短か過ぎる丈のものを選ぶと、跳ね返りの雨や巻き上げた砂利や散歩中の虫などが入ってきて困ることでしょう。

 ピュアだけどプアだから、アウトドアブランドのなんて手が出ませんな人は、ホームセンターに売っている安い長靴などを買うことになるかも知れませんが、厚手(できれば長め)のソックスを履いて、クッション性の良い中敷きを入れれば大丈夫。疲れの蓄積や靴ずれの具合が全然違いますよ。まあこれはどんな靴でもですけれども。

 公式FAQにある”履き慣れたスニーカー”はあまりオススメしません。靴擦れ防止だけなら賛成ですが、スニーカーはけっこう泥や小石で滑りやすいし、防水仕様でも必ず足首から雨が浸入してくるので。それにいつも履いてるスニーカーをわざわざ汚すなんて、なんだか可哀想。

 という理由からなのか、会場で靴の上から被せて使うシューズカバーを使っている人を見かけたことがあるのですが、破れかけていたので3日間行くなら耐久性は気にしたほうが良さそうです。

 防水は、中途半端なものを選ぶくらいなら、速乾重視でアクアシューズやサンダルに素足のほうがいいという考えもありますね。まあ、好きにするが良かろう。

  • 雨具

 雨具を重視するのには訳があります。

 フジロックは梅雨明け微妙な時期なので、雨に降られることが多いです。しかもその時はだいたい大雨。雨に濡れてもすぐ乾けばいいのですが、夜まで濡れたままでいると身体がかなり冷えます。冷えは体力を急速に奪いますので、甘く見ていると危ないです。それと、ずぶ濡れだと金持ちも貧乏人に見えます。

 リュックなどの上から着る人はポンチョになると思いますが、脚が雨でけっこうベタベタします。できれば上下セパレートタイプのレインスーツのほうが動きやすくていいです。地面が濡れていても座れますし、靴に雨も入りにくいです。見た目気にしないなら、ポンチョに防水パンツの組み合わせもいいかも知れません。

 レインウェアは、お高いアウトドアブランドものでも蒸れます。いくら完全防水でも中にTシャツ1枚姿では、結局自分の汗でジワ~と濡れてきますので、どんなものでも、おねだん以下と思っていたほうが幸せかも知れません。

 まあでも、薄くて軽くて丈夫で、防水性・透湿性最高で、裏地が袖までメッシュ仕様になっているものを買うのが私の夢です。夢です。

 ビニール製の安物雨合羽は、蒸れと破れを承知ならどうぞ。

 最もコストパフォーマンスに優れている雨具は、会場ゲートで配られているゴミ袋です。被って良し、包んで良し。ご予算のない方はぜひご検討ください。

  ちなみに、私が10年前に無理して買ったコロンビアのレインスーツ(一応ゴアテックス)は、今でも犬の散歩に活躍しています。

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 (続きはまた)

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以下続きの記事②~⑥です。

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